2019年度 2019年ISOE ATC放射線防護のためのベンチマーク 2019年11月(八幡浜 日本)
2019年11月20日~22日にかけて、愛媛県八幡浜市で「2019年ISOE ATC放射線防護のためのベンチマーク」を開催した。このベンチマークは、これまで開催されてきた「ISOEアジアALARAシンポジウム」に替わる行事として2017年に初めて開催されたものであり、今回が2回目の開催となり、国内および韓国の電力事業者および規制機関等から28名が参加した。ベンチマーク2日目の11月21日には伊方発電所を視察し、3日目の11月22日には市立八幡浜総合病院と四国電力の原子力保安研修所を訪問した。
ベンチマークの初日には、3つの発表が行われた。初めに原安協の本庄氏よりALARA自己診断ガイドについての発表があり、その後、四国電力原子力部安全グループリーダーの大鹿氏より「四国電力の放射線防護計画の概要」、「伊方発電所における定期検査中の特徴的な放射線管理活動」の発表が行われた。また、グループに分かれて、ALARA自己診断ガイドを使用した議論・発表を実施し、活発な意見交換が行われた。
ベンチマークの初日には、3つの発表が行われた。初めに原安協の本庄氏よりALARA自己診断ガイドについての発表があり、その後、四国電力原子力部安全グループリーダーの大鹿氏より「四国電力の放射線防護計画の概要」、「伊方発電所における定期検査中の特徴的な放射線管理活動」の発表が行われた。また、グループに分かれて、ALARA自己診断ガイドを使用した議論・発表を実施し、活発な意見交換が行われた。
2019年11月21日は、伊方発電所への視察が行われた。参加者は四国電力の担当者より、視察に関する説明を受け、その後2班に分かれて伊方発電所の視察を実施した。その際には、ガウン、手袋、靴下、ヘルメットを装着して放射線管理区域内に入った。お昼休憩を挟み、今度は廃棄物圧縮減容施設等の説明を受け、見学をした。両視察とも、四国電力の放射線管理部門の担当者が同行し、その場での参加者からの質問に対応した。視察を通じて参加者から多くの質問があり、四国電力のスタッフがそれらに丁寧に応じた。視察の後はグループに分かれて、良好事例や推奨事例について議論を行い、それぞれ紹介した。
2019年11月22日には、市立八幡浜総合病院と四国電力の原子力保安研修所を訪問した。市立八幡浜総合病院では、緊急時に使用する設備等を見学した。四国電力の原子力保安研修所では、研修に使用する設備や機器等を見学した。
参加者は、今回の視察内容に大いに関心を抱き、その結果に十分に満足していた。
発表内容