令和5年度 2023年ISOE ATC放射線防護のためのベンチマーク 2023年10月・11月(志賀 日本)



2023年10月31日~11月2日に、北陸電力志賀原子力発電所及び「いこいの村能登半島」で「2023年ISOE ATC放射線防護のためのベンチマーク」を開催した。昨年度の開催では新型コロナウイルス感染症の影響で韓国からはオンラインで参加いただいたが、今回は4年ぶりに対面で参加いただいて開催した。日本からの参加は23名、韓国からの参加は1名であった。


参加者の集合写真

ベンチマークでは、はじめに原安協の野村氏によるALARA自己診断ガイドについての発表が行われ、続いて志賀原子力発電所放射線安全課の本多課課長による「志賀原子力発電所における放射線防護計画」の発表が行われた。その後、2班に分かれてグループ討議を行い、志賀原子力発電所の取り組みをISOEスタンダードと照らし合わせて評価し、良好事例、推奨事例について検討した。

2日目は2班に分かれて、志賀原子力発電所内のサービス建屋、原子炉建屋及び緊急時対策棟を視察した。建屋内部では、志賀原子力発電所の放射線管理課の担当者が視察ポイントにおいて放射線防護の取り組みについて説明し、その場で活発な質疑応答があった。視察後、班ごとにグループ討議を行い、良好事例や推奨事項、および提案事項についてまとめて発表した。

2日目の夕方には、北陸電力株式会社の原子力技術研修センターを見学した。施設概要についての説明を受けた後、制御盤シミュレーターや技術研修用の機材等や展示物の見学をした。

発表内容

タイトル 発表者 発表資料
ALARA自己診断ガイド ATC 野村智之氏 日本語 韓国語
志賀原子力発電所における放射線防護計画 志賀原子力発電所 発電部 放射線安全課
本多 貴史 課課長
日本語 韓国語
グループ討議の内容 日本語 韓国語