平成17年度 2005年ISOEアジアALARAシンポジウム 2005年11月(浜岡 日本)
JNES/ISOE-ATC主催の2005年ALARAワークショップが、2005年11月9日(水)に、中部電力(株)浜岡原子力発電所がある静岡県御前崎市において開催された。参加者は、国内は10電力と日本原子力研究開発機構(ふげん発電所)及び原子力安全・保安院から、海外は、OECD/NEA、IAEAのISOE関係者、及びフランス、ドイツ、スペイン、スイス、スウェーデン、フィンランド、ロシア、カナダ、アメリカ、メキシコ、韓国の11カ国から20名、合計約50名であった。
水町運営委員会次期議長及びGagnon運営委員会議長を議長団として、北米、欧州の技術センター及び韓国代表から各地域、国の概要状況報告があった後、日本から6件の発表があり、海外からの参加者からは非常に興味深い内容で質疑応答が活発に実施された。
発表の中から四国電力(株)樫本氏の「伊方1号機のRV炉内構造物一体取替工事における線量低減対策」が、来年3月にドイツのエッセンで開催される欧州ワークショップで発表を招待されることとなった。
翌日はABWRタイプの浜岡5号機の見学を実施し、海外参加者からは構内のきれいさに驚きの声が上がっていた。
発表内容
線量低減の国際動向
タイトル | 発表者 | 発表内容 | |
北米における作業線量の動向 | 北米技術センター ミラー博士 |
概要 | 発表資料 配布資料 |
ISOEの情報交換システム | 欧州技術センター ラフォーレ博士 |
概要 | 発表資料 |
韓国の原子力発電所の状況 | 韓国 原子力安全技術院 (KINS) ナ博士 |
概要 | 発表資料 |
日本の取り組み
タイトル | 発表者 | 発表内容 | |
伊方1号機のRV炉内構造物一体取替工事における線量低減対策 | 四国電力(株) 樫本康之氏 |
概要 | 発表資料 |
現場における線量低減への取り組み | 中部電力(株) 鈴木慶一氏 |
概要 | 発表資料 |
福島第一原子力発電所第4,5号機の配管取替工事における線量低減 | 東京電力(株) 牧平淳智氏 |
概要 | 発表資料 |
志賀原子力発電所1号機の線量低減対策 | 北陸電力(株) 高橋敏彦氏 |
概要 | 発表資料 |
玄海原子力発電所第2号機の蒸気発生器取替工事及び原子炉容器上部ふた取替工事について | 九州電力(株) 小森省三氏 |
概要 | 発表資料 |
ふげん発電所における亜鉛注入技術の実証 | (独)日本原子力開発機構 森田聡氏 |
概要 | 発表資料 |
ISOE-ATC 2005 ALARA Workshop in HAMAOKA, JAPAN